最高の「山田錦」は兵庫産というのが、流通業者、消費者においても一般的な認識でした。今回のチャンピオン・サケ受賞で福岡の山田錦が世界に認められ、福岡県民みんなの喜びとなりました。
穂が長くて粒が大きいので、強風に弱く、生産に手間暇がかかります。全国でも極めて限られた地域でのみ生産されていますが、福岡県における山田錦の大半はJA糸島で生産されています。
安田一郎JA糸島酒米部会長をはじめ、多くの方によって最高の酒米に仕上がった糸島の山田錦を、福岡の蔵元皆が誇りとして使ってきました。
糸島の恵まれた気候・土壌に加え、細心の注意を払い品質向上に努め、良質の酒米を生産してくれる農家のおかげです。
平成18年度に喜多屋の実験田と社員の圃場で試験栽培を行い、精米歩合55%の純米酒と精米歩合50%の純米吟醸酒を試験醸造しました。
その結果が良好だったので、翌年度以降、JAふくおか八女管内で栽培してもらえる農家の勧誘を始めました。この時点では、開発コード「西海酒255号」という名前でした。
「吟のさと」によって、高品質で価格競争力に優れた純米酒・純米吟醸酒を造ることが出来ます。栽培農家からは、収入の増加につながり喜ばれています。
平成23年から栽培農家全員が参加して、「吟のさと酒造用玄米研究会」が発足し、栽培技術と品質向上の為の取り組みにも力が入ってきました。
写真左は、中島秀徳「吟のさと酒造用玄米研究会」会長
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