洗米
蒸米
麹(こうじ)
切り返し
一日床にあった麹を室蓋に盛る前の大切な作業。
塊になった麹を手で揉んで一粒一粒バラバラにします。切り返し機という機械もありますが、ファンが回って風のせいで麹品温が下がるのがいやなので、手間ですが人手を掛けて短時間で一気に行います。
仲仕事
仕舞仕事
酒母
高温糖化酛仕込。
お湯で水麹を行った酒母タンクに高温の蒸米(掛米)を投入し、保温して一気に麹の酵素を働かせて蒸米の糖化を行います。温度が下がったところでフラスコ培養した酵母を加えて再び保温し、およそ1週間かけて酵母を育てます。
仕込み
水麹。
酒母、添、仲、留、いずれの仕込みでもタンクに投入する順番は、仕込水-麹-(しばらくおいて)-掛米の順です。これは麹の酵素をいったん水に抽出して、後から投入する掛米に吸わせるためです。仕込水に麹を投入する作業を水麹と言います。麹菌はこの段階で働きを終えており麹菌により生産された酵素が醪(もろみ)の最終まで働き続けます。米は吸った酵素によって外からではなく内部から溶けていきます。
仲仕込・留仕込。
踊りの翌日仲仕込を行い、仲仕込の翌日留仕込を行います。仕込温度は徐々に下げていきます。仕込み温度は仲仕込で8~10度、留仕込で6~8度です。添と同様に、いずれの温度も、精米歩合が低くなるほど(高度精白した米ほど)低くなります。
すばらしい技術は現場にあるものです。学問も大切ですが、その技術を理論的に分析することで教育と継承が可能になります。
実際に酒造組合で勉強会を行い、福岡県のレベルの底上げを行っています。
おいしい日本酒は日々の食生活をもっと豊かするもの。そして、大切な文化です。
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